

夏も盛り、三浦半島の6ヶ所の寺院で盆竹灯籠が開催され始めた。7月6日から8月24日までの間、各寺で行われる。
三浦市では福泉寺(初声町三戸)と円福寺(南下浦町金田)が参加している。
竹林の整備から始まり、伐採した竹を若き僧や地元の有志が中心になってその再利用に取り組んできた。
七夕の祈願と先祖の霊を祀り、それぞれの寺が工夫を凝らしイベントを開いている。
7月26日当日、福泉寺前では早くからかき氷やたこ焼き、焼きそばなどのキッチンカーが並び、日焼けした子どもたちはそわそわ。
寺の周りは大小の竹灯籠が並び、そのかず数えきれないほど。
本堂では歌とピアノの演奏があり、近隣の人たちも集まってきて、和やかな時間が流れた。
最後にジャズ演奏があり、和と洋、境界のない音のプログラムに、大いに盛り上がりを見せていた。
陽が落ち、寺の周りに灯篭の明かりが入ると、幻想的な美しい世界に変わっていた。時代は少しずつ変化しているが、
今も昔も先祖を敬う気持ちは人の心から消えることはない。
子どもたちにこの日の光景が故郷の思い出として残ってくれたらなんと素敵なことだろう。
日本の伝統、手を合わせて祖先を偲ぶ。繋いでいきたものです。
あらためて星空を仰ぐ。潮風の優しい宵でした。
(円福寺では8月24日を予定している。夏休みの思い出の一ページとなりますよう)(市民記者:遥)
