疎抜き大根


季節ごとに景色をかえる畑で、葉が青々とひろがっています。秋へと移り行くなかで夏の名残のような強い日差しを受け、大根の葉が、数日の間に茎を太くし、葉を広げていました。苗と苗の隙間がなくなり、土が見えないほどになると、「おろぬき大根」の季節です。三浦海岸近くの食堂のランチプレートにも、「疎抜き大根のぺペロン」が添えられていました。畑に残した苗が大きく育ち、真っ白な大根として私たちの食卓にのぼる頃には、季節は冬にむかっています。季節を感じる、三浦の風物詩のひとつです。

投稿日:2022年10月1日

市民記者:かなかな