三崎音楽祭

 928日、日曜日。好天に恵まれたこの日、三崎下町はイベントが目白押し。三浦市民ホールでは「市制70周年記念・郷土芸能祭」、うらりのオープンスペースでは「芋煮ロックフェスティバル」。そして海南神社の神楽殿では「開運なんでも三浦音楽祭」が開催されました。 

 

 「奉納ライブ」と銘打ったこのイベント。ネーミングは先代宮司の米田光郷さんでした。関係者の話によれば、神楽殿を使ってのライブイベントはコロナ禍以前から行われていたそうで、最初に宮司に相談に行った際「民衆が楽しいと思うことは神様もお喜びになるはず。どんどんおやりなさい」と快諾してくれたそうです。そんな意味合いから名付けたのが「奉納ライブ」です。

 このライブイベントは現宮司・米田郷海さんから、コロナ禍前から縁のあった「三浦ロカビリー俱楽部」への投げかけで実現しました。出演したのは三浦にゆかりのあるミュージシャン13組。ジャンルもロカビリーはもちろん、カントリー、ロック、フォーク、ジャズと盛りだくさん。横須賀総合高校の軽音楽部からはロックバンド「ありげーたー」も登場。司会進行も引き受けて大活躍。制服姿で若さを発散してたくさんの拍手を浴びていました。

 

 また、このイベントには、生まれも育ちも仕事も「純・三崎」なグループもいくつか参加。家族や友達、親戚までが「応援団」として客席に大挙して押しかけ、ローカル色豊かなライブイベントとなりました。

 今回の実行委員長で三浦在住の人気ロカビリーギタリスト・山口憲一さんは「朝の設営から夕方の撤収まで、ほぼ半日がかりのイベントでしたが、観衆もたくさんきてくださったし、とても楽しかったです。ぜひ毎年出来るようにしたいですね」と笑顔で語っていました。(お祭りおじさん)