去る9月20日横須賀海上保安部の主催で、島の西側に立つ城ケ島灯台の一般開放がありました。
1870年に日本で5番目に作られた西洋式灯台です。関東大震災で倒壊し、再建され、今年で百年になります。 戦後は海上保安庁所轄でした。当時は灯台守の宿舎もあり島民との交流もあったようです。
この日は夏の暑さが残る少し雲の多い蒸し暑い日でしたが、灯台までは比較的歩きやすく、 たくさんの家族連れや若者の姿がありました。 どっしりとした白色円筒形の灯台は西側の壁に磯の絵が描かれていてフォトスポットとしても人気があるようでした。
灯台に上がってみると城ヶ島大橋も目に入ってきます。対岸の三崎港もまぢかに。
そしてなんといっても広がる岩場の景色です。夕暮れ時の夕日の美しさは格別です。 この岩場伝いに進むと馬の背にぶつかり県立公園に抜けることができますが、無理せずのんびり出かけてみるのが良いでしょう。 自然の風景をゆっくり味わうことができます。
帰り際、彼岸花が野路にぽつりぽつりと咲き始めていました。さわやかな季節の予感です。 (市民記者:遥)