三浦手漉き和紙を考える会 2025年6月


三浦手漉き和紙を考える会は、5年前から三浦で育てた和紙の原料である「楮」で手漉き和紙を作る活動に取り組んでいます。

初声小学校との和紙作りの交流は、2022年夏から始まり、今年で3回目になるそうです。

今回は、初声小学校での活動について取材しました。

 

624日は、初声小学校6年生の児童と会の皆様で、楮の表皮を叩解しながら、繊維を細かくほぐす作業をしました。

これを「紙料」というそうです。その紙料を使い、26日は、いよいよ「漉き」の行程です。

会の皆様のサポートを受けながらひとりひとり紙漉きをしていきます。

 

「それぞれ薄さや風合いが違う和紙ができるからね。同じものはできないんだよ。」と会の方が声をかけると子どもたちは息をとめて真剣な様子。思わず私も息を止めてしまいました。子どもたちは「本当に和紙になるの?」「できあがりが楽しみ!」とワイワイしていました。

 

毎年、原料処理の仕方で和紙の風合いが変わるそうですが、今年は少し茶色がかった色味になるかもしれないとのこと。

昨年度は できあがった和紙に、思い思いの文字や言葉を筆と墨で書き、卒業記念品としました。

今年度はどのように活用するかは未定ですが、完成が楽しみですね。 (市民記者:ほりこし)