ニナイテ便り5月号


 

2025年 5月号 ニナイテ便り テキスト版

 

表紙

三浦市民交流センター ニナイテ 情報誌 ニナイテ便り 2025.5  No.63

 

中面

Miuraのニナイテ VOL17

陶芸工房 夢窯共同代表 

陶芸家 田中 史郎さん

 

ギャラリー&カフェ「HANPAもろいそ」で初めての個展を開催している。テーマは焼き締め陶。素焼きをせず、釉薬も使わない。1300度近くになった穴窯の中で作品に降る薪の灰が色を作る。薪の選び方、作品の置き方、温度調節などを計算するが、電気窯と違って作品のできあがりは炎に任せるしかない。できあがったものはすべて1点もの。

 全国で穴窯は減りつつある。住宅地では煙が問題となる。また、防風林や家屋の材料のために植えられていた松が減少した結果、薪として手に入りにくくなった。かつて穴窯は屋根瓦を焼いたり木炭を作ったりして、生活のそばにあったが、今は遠い存在になっている。

 陶芸を始めたきっかけは、窯で行う大工仕事を頼まれたこと。 通っているうちに、夢窯を作った黒田さんに誘われ、自宅の鎌倉から窯に通う日々の中でのめり込んだ。黒田さんは陶芸を教える人ではなかった。自分と同じ作品を田中さんに作らせようとはしなかった。田中さんは、黒田さんと自分の作品を、手で持って使って違いを感じながら学んだ。

 小学生のころ、祖母から贈られた大工道具で遊んだ。

中学生から高校生のころ、近所の大工さんの仕事を手伝わせてもらった。大工さんが引退するときに、道具一式を譲り受けた。その後、趣味で続けた大工仕事が陶芸の出会いにつながる。

 組織の中で生きるのが苦手。言語哲学を学んだ大学生のころから、国語学の分野で出版と教育に携わったころまで、日本全国を回った。経験がなければ哲学は理解できないと語る田中さんがここ数年行っているのが、国宝などの名品をまねて作る「写し」。実際に作ってみることで分かることがあり、それが自分の作品にいい影響を与えている。

 今回の個展では作品に触ることができる。「作品は見るだけでは良さがわからない。手で触って、使ってみて欲しい。ながく使っていくうちに色や手触りが変化する。焼き締めの器は使って育てるもの」と、氏は言う。 (市民記者 にがうり)

 

 

市民記者コラム8

三浦から出た大スター

 

 大正、昭和初期の方なら、三浦市出身の歌手、三浦洸一さんの名を耳にされた方は大勢いるでしょう。芸名は三浦半島三浦市の三浦を、洸一は煌めく海と波をイメージして付けられたとか。地元でも後援会を立ち上げるなど、大きな声援をおくっていました。その期待を胸に大変な活躍をした人です。

 中学生のころから、声の良さには定評があったという三浦洸一さんは三崎港を一望する最福寺の三男として生まれました。高校卒業し、社会人を経験したあと、東洋音楽大学(現東京音大)に入りました。声楽を学びバリトン歌手を目指していたのですが、縁あって卒業後はビクターに入り、作曲家、吉田正氏の一番弟子となりました。下積み時代を経て「さすらいの恋歌」でデビューしましたが、クラシックから歌謡界への切り替えは、慣れるまでに大変苦労したと話していたそうです。その後「落葉しぐれ」という曲が大ヒットし、そこからは一躍スターです。

 戦前戦後の国内情勢の不安定な時代、実直、誠実さを保ち、音楽一筋で身を立ててきました。NHK紅白の舞台に何回も立ち、その名は全国に広がっていったのです。

 後年は後輩の育成に尽力を尽くしてきました。  

 清潔な人柄と惜しまれ、今年の一月、97歳で永眠いたしました。

昭和の時代に美しい歌声で、生きる希望と癒しさを添えた人は、実家である最福寺で、現住職のもと手厚く供養されます。  (市民記者:久女)

 

 

【新規登録団体紹介】

 

特定非営利活動法人日本医療リンパドレナージ協会

 

リンパ浮腫やその治療に関する社会一般への認識を高め、リンパ浮腫治療の施術者を養成し、リンパ浮腫の治療環境を整える。

活動エリア:全国

主な活動場所:東京、神奈川、京都

会員数:約450

会員年齢層:30代~60

新規加入:可

会費・年会費:なし

 

 

全日本写真連盟神奈川県本部

 

フォトみうら支部が所属する上部団体です。フォトコンテストなどを実施しています。

活動日時:毎1月曜日13時~17

活動エリア:神奈川県内

主な活動場所:神奈川県

会員数:260

会員年齢層:60代~80

新規加入:可

年会費:10,000

HP: http://ajaps-kanagawakenn.la.coocan.jp/

 

 

三浦童謡の会 カラオケ教室

 

童謡と歌謡曲等さまざまな音楽をみんなで歌う会。三浦市の桜まつりに約20回参加。

活動エリア:三浦半島地域内

主な活動場所:

南下浦コミュニティセンター、文化会館

会員数:40

会員年齢層:60代~80

新規加入:可

会費:月500

 

 

ニナイテからのお知らせ

 

1.今年も「ニナイテカレッジ」がスタートします!

 令和7年度ニナイテカレッジは6月から開講します!

 詳細はニナイテホームページをご覧ください。

 

2.三浦市長選挙の投票所に指定されています

 69日(月)~614日(土)930分~20時は期日前投票所として、投票日当日の

 615日(日)7時~20時は投票所が設置されます。投票所設置に伴い、68日(日)

 ~616日(月)は多目的スペースの予約・利用はできません。

 打合せ広場(フリースペース)・研修室・印刷室・ワークルームは、通常通り利用できます。

 

 

裏面

 

田中史郎 陶展 「見て、触れて、つかって」

前半:穴窯で焼いた「焼き締めの陶」を中心に

後半:茶器、食器、花器を中心に~花を添えて~

 

日時:419日(土)~616日(月)

期間中の土・日・月曜日各日11時~18

場所:ギャラリー&カフェ「HANPAもろいそ」

主催:(一社)One’s place

問合せ:090-6948-2747 よしい

 

 

神奈川県さつき愛好会三浦支部 花季展示会

今年もさつき盆栽が綺麗に咲きましたので、展示会を開催します。

 

日時:516(金)~518(日)9時~17

場所:ニナイテ多目的スペース

主催:神奈川県さつき愛好会三浦支部

問合せ:080-9369-4700 掛川

 

 

全日本写真連盟 フォトみうら支部 2025年写真展

ニナイテでは、昨年5月に引続き3回目の写真展です。今年は会員独自の展示をする予定です。会員募集中です。

 

日時:524(金)~528(水)9時~21

(ただし24日は13時から、28日は15時まで)

 

場所:ニナイテ多目的スペース

主催:全日本写真連盟神奈川県本部 フォトみうら支部

問合せ:フォトみうら支部のHPから問合せください。https://47miura.blogspot.com

 

 

三浦半島南部に広がる田園を歩こう

岩堂山は三浦市で最も高い山で、頂上からは田園風景が一望できます。約7キロの行程です。

 

日時:63日(火)930分集合(受付開始915分)

集合:ベイシア三浦店 正面入口

 

コース:ベイシア~岩堂山~宮川公園~宮川大橋~ 宮川町バス停~三崎下町~うらり(1230分頃解散)

参加費:一人500円 定員:30人(先着順)

申込:523日(金)までにメールまたはHPより

メール:info.miuraguide@gmail.com

HP:https://miuraguide.jimdofree.com/

問合せ:046-888-0588 みうらガイド協会(三浦市観光協会)

 

 

子育て応援マルシェ

「今よりもっと子育てを楽しめるように」

1日楽しめるイベントが盛りだくさん!

・親子ヨット・シーカヤック体験(有料・要予約)

・森のアスレチック ・gaagaaSコンサート 他

 

ニナイテ登録の市民団体から6団体が参加します

・陶芸体験(夢野頓坊農場窯「夢窯」)

・パッチワーク無料体験

(横須賀パッチワークキルト協会三浦支部)

 

・防災グッズ紹介(そなえるネットワークみうら)

・焼き菓子・ハーブ(NPO法人ハーベスト・きくな)

・マグロカツバーガー(NPO法人ぴあ三浦)

・フラダンス発表(マカナアロハ ハウオリ フラ)

 

日時:61(日)930分~15

場所:三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ

入場:無料別途費用がかかるものがあります

主催:2025子育て応援マルシェ実行委員会

問合せ:046-888-2100

三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ

 

 

ニナイテ便りNo.63

発行 三浦市民交流センター ニナイテ

発行日 202551

編集 三浦市民交流センター ニナイテ

 

 

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