中世三浦歴史探検隊


 

今回は、新井城を中心に、三浦の歴史探検の活動をスタートした「中世三浦歴史探検隊」さんにインタビューしました!

 

ー  日頃どのような活動をされているか教えてください。

基本的には一ヶ月に一回、座学とフィールドワークを交互に行っています。月末の土日に活動することが多いですね。ベース基地はニナイテです。新井城、三崎要害、三浦氏について研究発表討論、講師をお招きして講演会をしています。フィールドワークは新井城、三崎要害の他、三崎と鎌倉を結ぶ古道鎌倉道を探して歩いています。その他、オプショナルツァ―として有志でフィールドワークをやっております。

 

 

ー  どのようなきっかけで活動が始まったのですか?

三浦には美しい島城、新井城があります。この城は三浦の宝であると思いますが、残念ながら三浦市民の方からも忘れ去られようとしている危機感を持ちました。新井城のジオラマを作って新井城の中の観潮荘にお持ちして見ていただきましたが、三浦に生まれて三浦で育った若い職員の方は、新井城とここで滅亡した三浦氏についてご存じありませんでした。新井城という三浦の宝物を一人でも多くの方に広く知っていただきたく会を立ち上げました。


ー  どのようなことを目標に活動を行っていますか?

三浦市民のみならず神奈川県、全国、そして世界の方にもこの魅力的な海の城を知って頂きたいと思っております。それと共に私達隊員が少しでも当時の時代に近づいて、新井城の本当の姿、そこで生きた三浦一族と民衆の真の姿を掘り起こしたいと夢見ています。私達の会の名前は「中世三浦歴史探検隊」です。

先生はいません。全員が探検隊員です。好きな切り口から中世戦国時代の三浦に入り込んでいただきたいと思っております。時にはチームを組んで、時には一人で探検していただきたいと思います。いつか、私達は大きな宝を掘りあてると信じています。

さあ、500年前の時空を超えた旅に出かけましょう!荷物は二つ。好奇心と想像力です。

 

 

  どのようなところにやりがいを感じられていますか?

志を同じくした仲間が集まりました。会う回数を重ねるたびに親しくなってきました。来るたびにワクワクするという隊員の言葉を聞くと、この会を立ち上げて本当に良かった、と思います。

 

 

ー 活動の中で、印象に残っていること、エピソードなどなどありますか?

今、私達は新井城の御城印を作っています。新井城最後の城主三浦道寸は全国にその名を知られた能筆家です。道寸の美しい字は書道家の憧れでした。道寸の書写した『古今和歌集』が市内の圓照寺にあります。道寸直筆の字を抜き取って御城印に使わせていただきました。気品あふれるこの御城印のデヴューは来る三浦道寸祭528日です。新井城にて限定販売いたします。 

 

 

ー 新規会員や参加者は募集していますか?

いつでも歓迎です。 

 

ー ニナイテで今後やってみたいことなどありますか?

  スクリーンを使って、新井城と三浦一族の話、又は鎌倉道をシリーズでやってみたいです。

 

ー 三浦市内の皆さんに向けて、PRしたいこと、メッセージをどうぞ!

ドローンを使った空中映像の三崎要害と新井城のプロモーションビデオをごらんになったことがありますか?

きっと、三崎要害の面白さと新井城の美しさに驚かれることでしょう。

これは500年前に滅亡した三浦一族の海の城です。ここには鎌倉時代から戦国時代に生きた三浦一族の熱いドラマが染みこんでいます。新井城は私達三浦市民のみならず、日本の美しい宝物です。

三浦市には素晴らしい宝物があることに気が付いて下さい。