三浦市手話サークル ともしび会

 交流センターオープン時からご利用頂いている「三浦市手話サークル ともしび会」の皆さんへ、12月の第2火曜日に活動にいらっしゃった時にお邪魔してお話をお伺いしました。

 

-「三浦市手話サークル ともしび会」の団体について日頃どんな活動をされているのですか?

 

 今までは、毎週火曜日夜7時に学習会を行っていました。他、市民まつり・公開講座等で手話の活動をしています。

今はコロナ禍で月に一度しか集まっていません。

 

-どんなきっかけで活動が始まったのですか?今まで行ってきた活動の様子など教えてください。

 

 30年前、市で主催した手話講習会がきっかけです。

現在、21名の方が在籍しています。この30年の間には、亡くなられた方、転居された方も多いですが、手話指導者と三浦市で初の手話通訳者の2名の方が初期メンバーとして活躍されています。

 学習会、市の催しに手話コーラス、手話劇、公開講座、講演会主催などに参加しています。市民まつりや市民活動デイ、はつらつフェスタ、史跡めぐりのイベントに参加して楽しんでいます。

-具体的にどんな手話劇をされましたか?

 

 最近のものでは、昔話の「鶴の恩返し」、TV番組「水戸黄門」、 映画「千と千尋の神隠し」、 創作「未来予想図」、「パラレルワールド」、今年は、名作「清く貧しく美しく」を練習していましたがコロナで発表できませんでした。

 

-今まで活動されて特に印象に残っていることなどありますか?

 

 指導をしてくれている聴覚障害者が、社協から表彰されました。「社会福祉事業功労者」という部門で、長年の手話指導活動が表彰されました。

 

-手話をやっていてどんなところにやりがいを感じられていますか?

 

 聞こえない人の生き生きとした生活の一部になっていること。

手話を学び交流することが、マイノリティーの聞こえない人の仲間になっていることです。

 

-このコロナ禍での活動で困っていること、新しく活動を変えたことなどありますか?

 

 毎週行っていた学習会を一時休止、10月から月に1回第2火曜日に集まることにしました。他に、第4火曜日にはズームを活用して学習会をしています。

-今後の活動で今目指している目標などありますか?

 

 今は、コロナが収まるのを待っています。

 

-手話活動を広げていくために、関心のある方、初心者の方などにPRしたいことはありますか?

 

 生きた手話を学ぶことで聞こえない人と交流することができます。手話は一人で活動するものではなく、相手がいての活動です。

 いろいろな方とコミュニケーションを深めながら、手話サークルで温かい人間関係をひろげてみませんか? 

 

 

 

 

 今回参加されていたメンバーは5名でしたが、静かな雰囲気の中で皆さん熱心に、手話を学ばれていました。様々なジャンルの手話劇にも取り組まれ、楽しそうに活動されています。

 手話によるコミュニケーションが必要な方に寄り添いながら、30年も続けてられる皆さんの優しい「ともしび」が、これからもずっと燃え続けるよう、コロナの一日も早い収束を願っています。

 ともしび会では会員を募集しています。ご興味のある方は交流センターまでお問合せ下さい。

 

 

 

2020年12月8日