森山 優美さん

森山 優美さん プロフィール (ナルミディドイット) 手描きグラフィックアーティスト/イラストレーター。横浜市出身。

 

交流センター打ち合わせ広場に展示されているチョークアート「Sharing Your Smile is always The Key」の作者であり、9月1日からお披露目となった交流センター愛称「ニナイテ」の新ロゴの作者でもある森山優美さん、ロゴデザインに込められた思いなどを伺いました。

-この度は、三浦市民交流センター「ニナイテ」ロゴを素敵にデザインしていただき、ありがとうございました。コンセプトを伺ってこのデザインが生まれるまでの経過はどのような感じで進んでいったのでしょうか?

 

 コンセプトをたっぷり咀嚼する時間を取るようにしました。その過程で大切にしたいと特に思ったのが、「ニナイテとは、ものごとの中心になり、責任をもってそれを進める人のことをいいます。 ・・・」の、部分です。「このまちの明るい未来をつくっていくために、わたしは、ひとつひとつ取り組んでゆくぞ」と、一人ひとりが責任を持つこと。

 シンプルで、だけどものすごく大切なこと。私自身がはっとさせられ、カモメが心地よい巣をつくるために、たとえ1本でも枝を運ぶ、そんなイメージが浮かんできたところから始まり、デザインに落とし込んでいきました。

 

-森山さんは、この「ニナイテ」のロゴデザインで素敵なキービジュアルチョークアート黒板も作成していただきました。カモメがとても楽しそうに描かれている様子がこちらもワクワクしてくるような印象を持ちます。こちらの作品を作成しているときの様子などいかがでしたか?

 

 「明るく楽しく」を大切にしたいと思って描き進めました。個人的に、「ワクワクする」とはとても大切だと思っています。「ニナイテ」が、ワクワクが生まれる場所になったらいいなぁ、と、交流によってワクワクしているカモメたちを、ワクワクしながら描きました。

 

 

 


写真:2019「みんなの文化祭@引橋」ライブドローイング

 

-「みんなの文化祭@引橋」でライブドローイングされた時の大きな作品を開設当初から三浦市民交流センター打ち合わせ広場に展示させていただいています。その時のエピソードや印象に残っている思い出など改めて教えてください。

 

 2日間にわたるライブドローイングで1つの作品を仕上げました。作品アイディアの段階では来場者の方々にも黒板の余白部分にチョークでカモメを描いてもらうことを想定し、他の部分はわたし一人で完成させようと考えていました。実際に描き始めてみると、来場者の方々が塗り部分やラインをハッキリさせるために線をなぞるなど気軽にお手伝いくださり、またその間のおしゃべりがとても楽しかったことを思い出します。

 三浦市民のみなさんの手作り黒板にみなさんと一緒に描きあげた「みんなの作品」だと、改めて感じます。

 


ーチョークアートを始めたきっかけを教えてください。

 

 約5年前にワーキングホリデーで滞在していたオーストラリアで、チョークアートの存在を知りました。黒板とチョークさえあればどこでも描くことができるシンプルさに惹かれ、帰国してすぐに独学で始めてみました。

 

ー森山さんにとってチョークアートの魅力はどんなところですか?

 

 個人的に、チョークの独特な描き味、それと音がすきです。基本的には黒板に白チョークのツートンで締まった印象になる、描き直せる、失敗もなんとかなる、チョークアートが持つ、その ”ゆるさ” が大好きです。

 

写真:2019「みんなの文化祭@引橋」ライブドローイング


写真:「ニナイテ」チョークアートキービジュアル

ー森山さんは横浜市出身ですが、三浦市外に住む者として三浦市の魅力について教えてください。

 

 新鮮で美味しい魚、柔らかい光と、コミュニティのあたたかさです。三崎でのお散歩が大好きです。

 

ー三浦市民センター「ニナイテ」に期待することはありますか?

 

 三浦のみなさんの ”ワクワク” が生まれ、繋がり、まじわり、有機的にひろがる場所になってくれたらうれしいなと思います。

 

ー三浦市民交流センターで市民活動や、サークル活動で利用されている方々へメッセージをお願いいたします。

 

 みなさんが活動されている。それだけで、もう、心から尊敬すると同時に、励まされます!

 

 

 

 交流センター ニナイテ打ち合わせ広場にて、「ニナイテ」チョークアートビジュアルを展示しています。ぜひ、実物を見に来てください!

 

2020/10/6

 


写真:2019「みんなの文化祭@引橋」ライブドローイングにて撮影